令和元年の年末に
これを書いているのは令和元年12月30日。
いろいろなことが変わった1年でした。
天皇陛下の譲位に伴い、元号が平成から令和に変わりました。
消費税の標準税率が8%から10%へと変わり、軽減税率8%ができました。
事務処理をする上で、この2点の変化というのは影響が大きく、この余波はまだまだ来年も続きます。
消費税の軽減税率8%というのは、売買をする上では今までの8%と変わらないのですが、消費税の申告計算上は令和元年9月30日までの旧8%とは分けて計算しなくてはならないため、しばらくの間は振り回されそうです。
そして、令和2年からは所得税が大きく変わります。
基礎控除額が38万円から48万円へ引き上げられます。
これに伴い、サラリーマンなどの給与所得者の所得控除額が引き下げられ、上限額が見直されます。毎月の給与から源泉徴収されている所得税額も変わります。
ただし「扶養に入るために収入は103万円の範囲内にしていた人については、103万円の壁はまったく変わりません」。基礎控除額が上がっても給与所得控除額が下がるためです。
税制は毎年いろいろなことが変わります。自分の生活に一番影響してくるところなのに、わからないまま、知らずにいると損をすることもあります。
「税金はとられるだけだし、難しい」といいますが、今はネットで調べればいろんなことがわかります。専門用語が出てきますが、それを解説してくれるところもあります。
私も、できるだけ皆さんにわかりやすく、変わったことのお知らせなどをしていきたいと考えています。
それでも、難しくてわからなかったり、不安なので専門家に教えてほしいという場合は、税理士に相談してもらえたらいいと思います。
今年一年ありがとうございます。来年もよろしくお願いいたします。
よいお年を!