中学生への租税教室
税理士会では租税教育等事業の一環として、小中高校向けの租税教室を行っています。
私の所属する支部では、租税教室への取り組みに力を入れているので、私も中学生に向けての租税教室で講師として話をしています。
今年度初の租税教室は、私の母校で3年生1クラスで話をしてきました。
私の講義スタイルは
(1)自己紹介と税理士の説明
(2)税金の種類はどれだけあるか
(3)先生はどんな税金を払っているか
(4)税金がなかったらどうなるのだろう(アニメDVD「アナザーワールド」視聴)
(6)中学生の教育費はどれだけのお金が必要か、どこから支払われているか
(7)集められた税金は何に使われているのか(公共サービス)
(8)税金だけでは足りないとどうなるの(国債の話)
(10)消費税10%になります
(11)税金を決めるのは国会です(選挙で国会議員を選ぶということ)
だいたいこの流れで、間にクイズや質問や考えてもらう時間を入れます。
今回は、まだ授業で税や行政の仕組みを習っていない段階だったので、税の種類やどんな使われ方をしているかを話してきました。
「アナザーワールド」というDVDを間に見るのですが、これが極端な話ですがよくできているので、これを基にして補足説明みたいな形で話をしています。
授業が進んでいる場合や高校生向けだと、税の徴収方法について、公平とは何かということを考えてもらうのですが、これはまた難しいですね。
生徒の前で話をしていても、中学生の子たちの話を聞く姿勢がちゃんとしていて、こちらの話を聞いてくれている姿を見ると、こちらもしっかりと話をしなくてはと緊張しました。
今回は母校で、地元なので生徒の保護者は知り合いが多く、生徒も知っている子が何人もいる状態なので、まじめな顔でお話をして、最後だけちょっとくだけた話をしようかと「宝くじには税金がかからない」という定番の話をして、チャイムと同時に話し終えることができました。
私のつたない話を聞いてくれてありがとうございました。
それと、今回話をしたら、消費税が来年10月から10%になるということをわかってなかった子もいたので、10%と軽減税率のことをもう少し広報したほうがよくないかと、ちょっとだけ思いました。